優しいリンゴのような酸味としっかりとしたコク、甘みのある香りと黒糖にも似た甘さが心地よいコーヒーです
浅煎りでもしっかりしたコクがあるのには驚きました!
(おすすめはミディアムローストとなります)
香り★★★★☆
苦味★★☆☆☆
酸味★★★☆☆
甘み★★★★☆
コク★★★★☆
【生物多様性を守るプロジェクト】
山岳地帯のガペでは、山々が織りなすスロープにコーヒーが植えられています
自然林が多く、動植物が豊かな地域で、名前の由来になっている絶滅危惧種のホーンビルやテナガザルも生息する地域でもあります
この周辺の農家さんは、陸稲と呼ばれる稲を山の斜面に植えるのですが、そのために焼畑を行なっております。
ですが適度な焼畑であれば良いのですが、必要以上に焼畑を行ってしまうことが多く、それが動植物の生態系を狂わせる結果を生んでしまっています。
そこで海ノ向こうコーヒーさん・ジーニアスコーヒーさん・小農家さん・国際NGOさん(FFI (Fauna Flora International: https://www.fauna-flora.org ))が協力して、森林保全活動プロジェクトを開始しました
焼畑をしなくとも、森の中で育つコーヒーで収入源を得て、一部をお米等の必需品の購入に当ててもらうことにより、自然環境を守ることができます。
キロあたり25セントをジーニアスコーヒーを通じて、農家さんとNGOさんに寄付を行い、2022年度においては世界のロースターの皆さんの応援もあり、約2トン分、525ドルの寄付を行うことができました。
2年目である今回も引き続き、自然と生物多様性を守ることにつながるコーヒーのプロジェクトを続けています
【新興地域のマイクロミル】
2022年1月にマイクロミルを建設し、同年すぐに加工が始まりました
昨年はまだ水洗式用の発酵槽が出来ておらずウォッシュドのコーヒーを作ることができませんでしたが、今期はいよいよ設備が整い精製がスタートしました
収穫したチェリーを洗浄後、パルパー(脱穀機)に入れ丁寧に皮をむき、未成熟の豆の選別も同時に行います
その後、完成したばかりの発酵槽に入れ、ミューシレージ(コーヒー豆の周りの粘液質)を取り除きます
パーチメント(内果皮)はビニールハウス内において、農家さんの手によって撹拌を繰り返しながらゆっくりと乾燥を行い、ドライパーチメント(カチカチの皮)にまで仕上げていきます
またウェットミルの使用後は毎日清掃しており、清潔な状態を保っており、ミルを使う組合員の皆さんが、丁寧な仕事を心がけていることがコーヒーの味わいにあらわれていて今後もどんどん品質が上がっていくことが期待できます!
《生産地》マンダレー ガペ ボンボ村
《精製》ウォッシュド
《標高》1,100〜1,400m
《品種》カツアイ,カツーラ,カティモール
《クロップ》2023年8月入港
《生産者》ボンボ村の生産者50世帯
《乾燥》アフリカンベッド
《規格》G1
《スクリーン》15up
《農薬の使用》栽培期間中、農薬化学肥料不使用